経営の達人

火曜日, 1月 31, 2006

 

グローバル・コミュニケーション Ⅱ

前回に続き、今回も、コミュニケーションについて話をします。
アメリカでは、相手の目をまっすぐに見つめること(to look someone straight)は、正直のしるしと考えられていて、ビジネスの上でも有効です。しかし、じろじろ見ること(to stare)は無作法とも考えられていて、そのあたりを上手に見極めなければなりません。相手との間に置く距離感には、東西文化の違いがあるとしばしば云われます。親愛の情を表すためにむやみに相手の身体に触れることに日本人は閉口し、できればハグ(hug:軽く抱き合う)やキス(kiss:ほっぺたとほっぺたを重ね合わせる)を避けたいと考えますが、きちんとした握手ができれば、ビジネスではよい印象を与えることができます。しかし、日本人は握手で触れる手でさえ遠慮しがち(low handshake)で、欧米の顧客に女っぽいへなちょこな人、またはやる気のなさそうなビジネス・パーソンだという印象を与えがちです。頭の中では、力強くしっかり握る握手(firm handshake)がよいと分かっていても、普段やりなれていないとなかなかできないものなので、機会があれば一度練習してみましょう。
女性の足の組み方にも意味があると言われています。もし、女性があなたの右隣に座っていて、あなたから足を離すように左足を組んで座っていれば、彼女があなたにあまり気がないと言う意味です。逆であれば、あなたを受け入れる用意があるという意味ですね。女性のバイヤーさんとお話をする際には、こんな知識も有効かもしれませんし、また、日本人の女性の方は外国人とお話をする際には気をつけましょう。
最後に、英語が得意な方向けに、ジョークをひとつ。アメリカでは、人が成功をおさめるには、2 つの方法があると言われています。

  1) by putting your shoulder to the wheel

  2) by putting your head on the shoulder of the man at the wheel.

英語でPut one’s shoulder to the wheel は、「目的に向かって努力する」という意味で、Putting yourhead on the shoulder of the man at the wheel は、「女性が車を運転している男性の方に頭をもたせかけること」で、所謂「色じかけ」のことです。Did you get it?(お分かりですか?) ジョークも世界共通でしょうかね?

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